海外第Ⅱ相/国際共同第Ⅲ相併合安全性解析対象集団

海外第Ⅱ相/国際共同第Ⅲ相7試験併合集団における安全性の概要は以下のとおりでした。

■安全性の概要(海外第Ⅱ相/国際共同第Ⅲ相併合安全性解析対象集団)

臨床検査値異常

■臨床検査値異常の発現(海外第Ⅱ相/国際共同第Ⅲ相併合安全性解析対象集団)

患者背景別部分集団(サブグループ解析)

感染症及び重篤な感染症の発現(サブグループ解析)

海外第Ⅱ相/国際共同第Ⅲ相7試験併合集団における、患者背景別部分集団の感染症、重篤な感染症の発現は以下のとおりでした。

■感染症及び重篤な感染症の患者背景別発現(海外第Ⅱ相/国際共同第Ⅲ相併合安全性解析対象集団)

帯状疱疹感染の発現(サブグループ解析)

海外第Ⅱ相/国際共同第Ⅲ相7試験併合集団における、患者背景別部分集団の帯状疱疹感染の発現は以下のとおりでした。

■帯状疱疹感染の患者背景別発現(海外第Ⅱ相/国際共同第Ⅲ相併合安全性解析対象集団)

腎機能障害別安全性概要(サブグループ解析)

海外第Ⅱ相/国際共同第Ⅲ相7試験併合集団における、腎機能障害別部分集団における安全性の概要は以下のとおりでした。

■腎機能障害別の安全性の概要(海外第Ⅱ相/国際共同第Ⅲ相7試験併合集団)

■腎機能障害別の安全性の概要(器官別大分類別)(海外第Ⅱ相/国際共同第Ⅲ相7試験併合集団)

4. 効能又は効果(抜粋)

〇既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)

5. 効能又は効果に関連する注意(抜粋)

<関節リウマチ>

5.1 過去の治療において、メトトレキサートをはじめとする少なくとも1剤の抗リウマチ薬等による適切な治療を行っても、疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意(抜粋)

9.2 腎機能障害患者

9.2.1 末期腎不全患者(eGFR<15mL/min/1.73m2)

投与しないこと。末期腎不全患者は臨床試験で除外されている。腎機能が正常な患者に比べ、フィルゴチニブの主要代謝物であるGS-829845の曝露量が増加するため、副作用が強くあらわれるおそれがある。[2.4、7.1、16.6.1 参照]

9.2.2 重度の腎機能障害患者(15≦eGFR<30mL/min/1.73m2)

本剤投与の適否を慎重に検討した上で、100mgを1日1回投与すること。また、本剤投与中は患者の状態を十分観察し、副作用の発現に注意すること。腎機能が正常な患者に比べ、フィルゴチニブの主要代謝物であるGS-829845の曝露量が有意に増加するため、副作用が強くあらわれるおそれがある。[7.1、16.6.1 参照]

9.2.3 中等度の腎機能障害患者(30≦eGFR<60mL/min/1.73m2)

100mgを1日1回投与すること。腎機能が正常な患者に比べ、フィルゴチニブの主要代謝物であるGS-829845の曝露量が有意に増加する。[7.1、16.6.1 参照]

<海外第Ⅱ相/国際共同第Ⅲ相併合安全性解析対象集団における投与12週時までの安全性概要詳述>

有害事象

投与12週時までの併合解析において、有害事象はジセレカ200mg群で47.0%(660/1,403例)、ジセレカ100mg群で44.5%(443/995例)、アダリムマブ群で40.3%(131/325例)、他の試験治療群で43.5%(521/1,197例)に認められました。主な有害事象(2%以上)は以下のとおりでした。
*他の試験治療群:プラセボ±MTX又はcsDMARD群、及びMTX単独群

  • ジセレカ200mg群:悪心72例(5.1%)、上咽頭炎47例(3.3%)、上気道感染44例(3.1%)、頭痛41例(2.9%)、高血圧32例(2.3%)
  • ジセレカ100mg群:悪心44例(4.4%)、上咽頭炎25例(2.5%)、頭痛25例(2.5%)、上気道感染23例(2.3%)
  • アダリムマブ群:上気道感染11例(3.4%)、上咽頭炎8例(2.5%)、高血圧7例(2.2%)
  • 他の試験治療群:悪心44例(3.7%)、上咽頭炎32例(2.7%)、頭痛30例(2.5%)、RA 30例(2.5%)、下痢26例(2.2%)

重篤な有害事象

投与12週時までの併合解析において、重篤な有害事象はジセレカ200mg群で2.4%(34/1,403例)、ジセレカ100mg群で2.7%(27/995例)、アダリムマブ群で2.8%(9/325例)、他の試験治療群で1.8%(21/1,197例)に認められました。重篤な有害事象は以下のとおりでした。
*他の試験治療群:プラセボ±MTX又はcsDMARD群、及びMTX単独群

  • ジセレカ200mg群:34例(肺炎4例、うつ病、貧血、胃炎、胃腸炎、低血糖、心筋梗塞、腎結石症、敗血症性ショック、ALT増加、蜂巣炎、胸痛、汎血球減少症、上腹部痛、四肢膿瘍、急性呼吸不全、足関節部骨折、背部痛、骨髄機能不全、滑液包炎、急性胆嚢炎、胆石症、電解質失調、大腿骨頚部骨折、胃腸の炎症、高血圧、リパーゼ増加、ループス心筋炎、巨大結腸、変形性関節症、爪囲炎、胸膜炎、腎前性腎不全、痒疹、肺水腫、発熱、尿路感染、子宮出血各1例)
  • ジセレカ100mg群:27例(肺炎2例、うつ病、貧血、胃炎、低血糖、心筋梗塞、腎結石症、敗血症性ショック、急性心筋梗塞、全身性炎症反応症候群、偶発的過量投与、不安定狭心症、関節炎、カンジダ感染、子宮頚部癌第3期、糖尿病性壊疽、浮動性めまい、胆嚢蓄膿、感染性皮膚潰瘍、鼡径ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、半月板損傷、口腔内潰瘍形成、心筋虚血、閉塞性膵炎、骨炎、腎盂腎炎、膿腎症、腎細胞異形成、口内炎、一過性脳虚血発作、腟出血、水痘、回転性めまい、白血球数減少各1例)
  • アダリムマブ群:9例(肺炎2例、ALT増加、蜂巣炎、AST増加、白内障、感染性腱鞘炎、細菌性肺炎、膿疱性乾癬、洞性頻脈各1例)
  • 他の試験治療群:21例(RA 3例、胃腸炎2例、肺炎、うつ病、急性心筋梗塞、胸痛、汎血球減少症、全身性炎症反応症候群、心房細動、血中クレアチニン増加、気管支炎、深部静脈血栓症、脱水、呼吸困難、発熱性好中球減少症、過換気、低ナトリウム血症、感染性胸水、悪性神経膠腫、悪心、器質化肺炎、膵炎、心嚢液貯留、末梢動脈閉塞、真菌性肺炎、前立腺癌、敗血症、くも膜下出血、各種物質毒性、嘔吐各1例)

投与中止に至った有害事象

投与12週時までの併合解析において、投与中止に至った有害事象はジセレカ200mg群で1.9%(27/1,403例)、ジセレカ100mg群で1.5%(15/995例)、アダリムマブ群で3.1%(10/325例)、他の試験治療群で1.7%(20/1,197例)に認められました。投与中止に至った有害事象は以下のとおりでした。
*他の試験治療群:プラセボ±MTX又はcsDMARD群、及びMTX単独群

  • ジセレカ200mg群:27例(肺炎、悪心各2例、ALT増加、敗血症性ショック、胃腸炎、高血圧、インフルエンザ様疾患、上腹部痛、四肢膿瘍、貧血、血中アルカリホスファターゼ異常、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、骨髄機能不全、気管支炎、慢性胃炎、食欲減退、憩室炎、顔面浮腫、胃潰瘍、胃食道逆流性疾患、B型肝炎DNA測定陽性、しゃっくり、関節腫脹、リパーゼ増加、肝機能検査異常、片頭痛、斑状丘疹状皮疹、耳鳴、尿路感染各1例)
  • ジセレカ100mg群:15例(γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加2例、肺炎、ALT増加、AST増加、敗血症性ショック、急性心筋梗塞、不安、背部痛、子宮頚部癌第3期、うつ病、頭痛、ほてり、過敏症、心筋虚血、骨炎、腟出血、水痘各1例)
  • アダリムマブ群:10例(肺炎、ALT増加、AST増加各2例、インフルエンザ様疾患、結晶性関節障害、感染性腱鞘炎、注射部位過敏反応、ニューモシスチス・イロベチイ肺炎、細菌性肺炎、膿疱性乾癬、洞性頻脈各1例)
  • 他の試験治療群:20例(リンパ球数減少、RA 各3例、肺炎、悪心、胃腸炎、高血圧、急性腎障害、感情不安定、心房細動、疾患進行、転倒、帯状疱疹、高カリウム血症、低アルブミン血症、低マグネシウム血症、低ナトリウム血症、低リン酸血症、インフルエンザ、不眠症、悪性神経膠腫、栄養障害、器質化肺炎、汎血球減少症、前立腺癌、皮膚障害、尿管結石症各1例)

死亡

投与12週時までの併合解析において、死亡に至った有害事象は、ジセレカ200mg群で0.1%(2/1,403例)、ジセレカ100mg群で0.1%(1/995例)、他の試験治療群で0.2%(2/1,197例)に認められました。死亡に至った有害事象は以下のとおりでした。
*他の試験治療群:プラセボ±MTX又はcsDMARD群、及びMTX単独群

  • ジセレカ200mg群:2例(多区域性肺炎に続発する敗血症性ショック、ループス心筋炎各1例)
  • ジセレカ100mg群:1例(心筋梗塞)
  • 他の試験治療群:1例(抗生物質配合剤に対するアレルギー反応)、試験治療下外1例(敗血症性ショック)

<海外第Ⅱ相/国際共同第Ⅲ相併合安全性解析対象集団における全投与期間の安全性概要詳述>

有害事象

全投与期間の併合解析において、有害事象はジセレカ200mg群で78.1%(1,771/2,267例)、ジセレカ100mg群で69.2%(1,140/1,647例)、アダリムマブ群で73.5%(239/325例)、他の試験治療群で61.1%(731/1,197例)に認められました。主な有害事象(2%以上)は以下のとおりでした。
*他の試験治療群:プラセボ±MTX又はcsDMARD群、及びMTX単独群

  • ジセレカ200mg群:上気道感染224例(9.9%)、上咽頭炎212例(9.4%)、尿路感染164例(7.2%)、悪心150例(6.6%)、高血圧136例(6.0%)、気管支炎132例(5.8%)、頭痛119例(5.2%)、RA 102例(4.5%)、下痢83例(3.7%)、ALT増加81例(3.6%)、背部痛79例(3.5%)、関節痛75例(3.3%)、インフルエンザ74例(3.3%)、咽頭炎72例(3.2%)、帯状疱疹72例(3.2%)、貧血71例(3.1%)、高コレステロール血症68例(3.0%)、結核菌群検査陽性67例(3.0%)、AST増加66例(2.9%)、リンパ球減少症63例(2.8%)、胃腸炎63例(2.8%)、潜伏結核62例(2.7%)、上腹部痛59例(2.6%)、脂質異常症58例(2.6%)、咳嗽56例(2.5%)、白血球減少症55例(2.4%)、副鼻腔炎52例(2.3%)、嘔吐52例(2.3%)、浮動性めまい52例(2.3%)、腹痛46例(2.0%)
  • ジセレカ100mg群:上咽頭炎135例(8.2%)、上気道感染127例(7.7%)、尿路感染97例(5.9%)、RA 91例(5.5%)、悪心80例(4.9%)、高血圧73例(4.4%)、気管支炎69例(4.2%)、頭痛65例(3.9%)、関節痛52例(3.2%)、貧血51例(3.1%)、ALT増加49例(3.0%)、下痢44例(2.7%)、背部痛44例(2.7%)、咳嗽44例(2.7%)、潜伏結核42例(2.6%)、インフルエンザ39例(2.4%)、AST増加38例(2.3%)、副鼻腔炎37例(2.2%)、消化不良35例(2.1%)、便秘33例(2.0%)
  • アダリムマブ群:上咽頭炎24例(7.4%)、ALT増加22例(6.8%)、上気道感染21例(6.5%)、AST増加18例(5.5%)、尿路感染17例(5.2%)、高血圧15例(4.6%)、頭痛13例(4.0%)、RA 11例(3.4%)、気管支炎10例(3.1%)、下痢10例(3.1%)、肺炎8例(2.5%)、関節痛7例(2.2%)、背部痛7例(2.2%)、脱毛症7例(2.2%)、上腹部痛7例(2.2%)
  • 他の試験治療群:悪心68例(5.7%)、上咽頭炎61例(5.1%)、上気道感染57例(4.8%)、頭痛49例(4.1%)、RA 48例(4.0%)、気管支炎40例(3.3%)、下痢36例(3.0%)、貧血32例(2.7%)、咳嗽31例(2.6%)、背部痛27例(2.3%)、高血圧26例(2.2%)

重篤な有害事象

全投与期間の併合解析において、重篤な有害事象はジセレカ200mg群で11.2%(254/2,267例)、ジセレカ100mg群で10.1%(166/1,647例)、アダリムマブ群で6.8%(22/325例)、他の試験治療群で4.9%(59/1,197例)に認められました。重篤な有害事象は以下のとおりでした。
*他の試験治療群:プラセボ±MTX又はcsDMARD群、及びMTX単独群

  • ジセレカ200mg群:254例(肺炎18例、変形性関節症、急性腎障害、急性呼吸不全各7例、肺塞栓症6例、心房細動、胆石症各5例、蜂巣炎、貧血、急性心筋梗塞、白内障、冠動脈疾患、大腿骨骨折各4例、腎結石症、気管支炎、胸痛、虚血性脳卒中、不安定狭心症、細菌性関節炎、背部痛、帯状疱疹、敗血症、敗血症性ショック、上腹部痛、心房粗動、脳血管発作、急性胆嚢炎各3例、関節リウマチ、急性腎盂腎炎、脱水、急性膵炎、自然流産、下気道感染、尿路感染、子宮出血、心筋梗塞、くも膜下出血、足関節部骨折、深部静脈血栓症、転倒、胃腸炎、高血圧、非心臓性胸痛、発熱、股関節部骨折、直腸炎、憩室炎、電解質失調、大腿骨頚部骨折、肝炎、関節損傷、リパーゼ増加、限局性感染、非ホジキンリンパ腫、病的骨折、消化性潰瘍、肺臓炎、肺水腫、坐骨神経痛、皮膚裂傷、ストレス心筋症、手首関節骨折各2例、呼吸困難、鼡径ヘルニア、骨髄炎、前立腺癌、腎盂腎炎、変形性脊椎症、回転性めまい、感染性関節炎、頚動脈狭窄、うつ病、足変形、胃炎、膵炎、汎血球減少症、失神、腹痛、四肢膿瘍、狭心症、乳癌、うっ血性心不全、丹毒、低血糖、低血圧、白血球増加症、四肢損傷、心筋虚血、卵巣嚢胞、慢性腎盂腎炎、副鼻腔炎、皮膚潰瘍、子宮平滑筋腫、ALT増加、関節痛、気管支拡張症、腰椎骨折、骨壊死、肺炎球菌性肺炎、扁平上皮癌、声帯ポリープ、嘔吐、不全流産、顎膿瘍、急性冠動脈症候群、アルコール乱用、胞隔炎、一過性黒内障、アミラーゼ増加、肛門脱出、血管浮腫、無力症、心房中隔欠損症、基底細胞癌、膀胱腫瘍、骨髄機能不全、腕頭静脈血栓症、脳挫傷、ブルセラ症、滑液包炎、心不全、大脳動脈閉塞、脳梗塞、脳血管不全、頚椎脊椎管狭窄症、子宮頸部癌、チクングニヤウイルス感染、急性胆管炎、慢性胆嚢炎、大腸癌、腟脱、脳振盪、結膜黒色腫、慢性肺性心、冠動脈再狭窄、皮膚炎、医療機器リーク、医療機器のゆるみ、下痢、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、憩室穿孔、腸憩室、穿孔性十二指腸潰瘍、子宮外妊娠、心電図T波逆転、脳症、子宮内膜増殖症、エプスタイン・バーウイルス血症、大腸菌性尿路感染、硬膜外膿瘍、側腹部痛、坐骨骨折、胆嚢腺癌、胃癌、胃穿孔、びらん性胃炎、胃腸の炎症、性器出血、肝臓血管腫、出血性脳梗塞、出血性びらん性胃炎、出血性卒中、播種性帯状疱疹、ヒトのエールリッヒア症、上腕骨骨折、高アミラーゼ血症、高リパーゼ血症、過敏性血管炎、高血圧緊急症、ビタミン過剰症、間質性肺疾患、腸出血、乳管内増殖性病変、乳酸アシドーシス、水晶体脱臼、下肢骨折、腰髄神経根障害、肺腺癌、肺硬化、ループス心筋炎、リンパ管炎、黄斑線維症、原発不明癌、乳様突起炎、麻疹、医療機器部位関節感染、医療機器部位関節炎症、巨大結腸、肺炎球菌性髄膜炎、代謝性アシドーシス、肝転移、僧帽弁閉鎖不全症、筋痙縮、非小細胞肺癌、正常圧水頭症、転移性食道扁平上皮癌、眼帯状疱疹、顎骨壊死、卵巣腺腫、卵巣癌第3期、膵癌、錯感覚、脊髄傍膿瘍、爪囲炎、心膜炎、末梢動脈血栓症、扁桃周囲炎、咽頭炎、胸膜炎、ウイルス性肺炎、処置後合併症、腎前性腎不全、痒疹、肺線維症、肺高血圧症、肺腫瘤、腎癌、腎嚢胞、呼吸不全、気道感染、リウマチ肺、リウマチ性血管炎、肋骨骨折、右室機能不全、交通事故、脂漏性皮膚炎、シャント閉塞、小腸閉塞、脊椎圧迫骨折、ブドウ球菌性膿瘍、ブドウ球菌感染、ブドウ球菌性敗血症、硬膜下蓄膿症、腱障害、腱断裂、胸椎骨折、血小板減少症、血小板増加症、表在性血栓性静脈炎、扁桃炎、気管気管支炎、臍ヘルニア、上部消化管出血、上肢骨折、大静脈血栓症、椎骨脳底動脈不全、頭位性回転性めまい、前庭障害、硝子体混濁各1例)
  • ジセレカ100mg群:166例(肺炎10例、変形性関節症9例、蜂巣炎、貧血、腎結石症、RA、急性腎盂腎炎、虫垂炎各4例、気管支炎、呼吸困難、鼡径ヘルニア、一過性脳虚血発作各3例、急性腎障害、急性心筋梗塞、冠動脈疾患、胸痛、脱水、急性膵炎、自然流産、下気道感染、尿路感染、子宮出血、骨髄炎、腎盂腎炎、変形性脊椎症、回転性めまい、椎間板障害、前腕骨折、胃腸出血、インフルエンザ、椎間板突出、関節脱臼、腰部脊柱管狭窄症、尿路性敗血症、水痘各2例、急性呼吸不全、肺塞栓症、心房細動、胆石症、白内障、大腿骨骨折、虚血性脳卒中、不安定狭心症、細菌性関節炎、背部痛、帯状疱疹、敗血症性ショック、心筋梗塞、くも膜下出血、足関節部骨折、転倒、高血圧、非心臓性胸痛、発熱、前立腺癌、感染性関節炎、頚動脈狭窄、うつ病、足変形、胃炎、膵炎、汎血球減少症、失神、腹痛、四肢膿瘍、狭心症、うっ血性心不全、丹毒、低血糖、低血圧、白血球増加症、四肢損傷、心筋虚血、卵巣嚢胞、慢性腎盂腎炎、副鼻腔炎、皮膚潰瘍、子宮平滑筋腫、細菌性肺炎、胆嚢炎、浮動性めまい、上室性頻脈、全身性炎症反応症候群、口腔膿瘍、偶発的過量投与、虫垂腺癌、膵臓腺癌、抑うつ気分を伴う適応障害、虫垂粘液嚢胞、関節炎、腹水、喘息、カンジダ感染、カルチノイド腫瘍、心停止、心肺不全、中枢神経系リンパ腫、小脳脳卒中、頚髄神経根障害、子宮頚部癌第3期、大腸炎、腺性膀胱炎、認知症、糖尿病性壊疽、子宮内膜癌、子宮内膜症、胆嚢蓄膿、サルモネラ菌性胃腸炎、腱鞘の巨細胞腫瘍、皮膚の肉芽腫、喀血、片麻痺、肝毒性、水腫性胆嚢炎、高カルシウム血症、感染性皮膚潰瘍、頭蓋内動脈瘤、遠隔転移を伴う平滑筋肉腫、リンパ節感染、リンパ節結核、悪性腹膜新生物、メニエール病、結核性髄膜炎、半月板損傷、精神状態変化、中足骨痛、不正子宮出血、口腔内潰瘍形成、筋力低下、筋肉痛、好中球減少症、閉塞性膵炎、食道癌、食道障害、骨炎、卵巣癌、オーバーラップ症候群、対麻痺、部分発作、閉経後出血、原発性アミロイドーシス、前立腺炎、肺敗血症、肺結核、膿腎症、腎細胞異形成、網膜剥離、肩甲骨骨折、脊椎骨折、脊柱管狭窄症、口内炎、硬膜下血腫、自殺念慮、T細胞性リンパ腫、歯膿瘍、ウイルス性尿路感染症、子宮癌、腟出血、心室性期外収縮、椎骨動脈瘤、外陰部膿瘍、白血球数減少各1例)
  • アダリムマブ群:22例(肺炎3例、蜂巣炎、急性心筋梗塞、急性膵炎、椎間板障害、白内障、感染性関節炎、頚動脈狭窄、細菌性肺炎、敗血症、深部静脈血栓症、股関節部骨折、乳癌、ALT増加、骨壊死、ニューモシスチス・イロベチイ肺炎、AST増加、ヘリコバクター感染、感染性腱鞘炎、膿疱性乾癬、洞性頻脈各1例)
  • 他の試験治療群:59例(RA 3例、肺炎、虫垂炎、気管支炎、脱水、肺塞栓症、大腿骨骨折、前立腺癌、胃腸炎各2例、急性心筋梗塞、白内障、細菌性肺炎、敗血症、深部静脈血栓症、乳癌、ニューモシスチス・イロベチイ肺炎、変形性関節症、腎結石症、呼吸困難、胸痛、心房細動、虚血性脳卒中、心筋梗塞、くも膜下出血、うつ病、足変形、胃炎、膵炎、汎血球減少症、失神、胆嚢炎、浮動性めまい、上室性頻脈、全身性炎症反応症候群、直腸炎、関節痛、気管支拡張症、腰椎骨折、肺炎球菌性肺炎、扁平上皮癌、声帯ポリープ、嘔吐、腹部ヘルニア感染、血中クレアチニン増加、乳癌第1期、肺気腫、顔面麻痺、発熱性好中球減少症、胃腸管瘻、甲状腺機能亢進症、高トリグリセリド血症、過換気、低ナトリウム血症、閉塞性瘢痕ヘルニア、感染性胸水、炎症、四肢非対称、悪性神経膠腫、筋攣縮、悪心、器質化肺炎、心嚢液貯留、末梢動脈閉塞、クリプトコッカス性肺炎、真菌性肺炎、皮膚感染、小細胞肺癌、各種物質毒性、静脈瘤各1例)

投与中止に至った有害事象

全投与期間の併合解析において、投与中止に至った有害事象はジセレカ200mg群で10.5%(239/2,267例)、ジセレカ100mg群で5.6%(93/1,647例)、アダリムマブ群で5.5%(18/325例)、他の試験治療群で3.9%(47/1,197例)に認められました。投与中止に至った有害事象は以下のとおりでした。
*他の試験治療群:プラセボ±MTX又はcsDMARD群、及びMTX単独群

  • ジセレカ200mg群:239例(結核菌群検査陽性48例、肺炎15例、血中クレアチニン増加12例、リンパ球減少症11例、潜伏結核、帯状疱疹各6例、B型肝炎DNA測定陽性、リンパ球数減少各5例、ALT増加、貧血、悪心、評価不能の臨床検査値各4例、AST増加、肺塞栓症、高血圧、上腹部痛、血中テストステロン減少、妊娠、トランスアミナーゼ上昇、尿路感染、嘔吐各3例、γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加、細菌性関節炎、皮膚潰瘍、急性腎障害、気管支炎、血小板減少症、腎クレアチニン・クリアランス減少、食欲減退、低カリウム血症、肝機能検査異常、限局性感染、非ホジキンリンパ腫、直腸炎、ブドウ球菌感染各2例、急性心筋梗塞、蜂巣炎、骨髄炎、感染性関節炎、B型肝炎、前立腺癌、四肢膿瘍、関節痛、心房細動、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、乳癌、肺腫瘤、急性腎盂腎炎、敗血症性ショック、慢性腎臓病、脱水、胃腸炎、低マグネシウム血症、低ナトリウム血症、インフルエンザ、インフルエンザ様疾患、クリプトコッカス性肺炎、肺炎球菌性肺炎、敗血症、洞性頻脈、自然流産、顎膿瘍、急性呼吸不全、子宮付属器腫瘤、無月経、狭心症、大動脈瘤、大動脈硬化症、冠動脈硬化症、菌血症、胆管癌、膀胱腫瘍、血中アルカリホスファターゼ異常、血中遊離テストステロン減少、骨髄機能不全、ブルセラ症、大脳動脈閉塞、チクングニヤウイルス感染、急性胆嚢炎、慢性胃炎、大腸癌、結膜黒色腫、結合組織障害、冠動脈狭窄、咳嗽、クローン病、深部静脈血栓症、糖尿病性ケトアシドーシス、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、憩室穿孔、憩室炎、薬物性肝障害、穿孔性十二指腸潰瘍、脳症、エプスタイン・バーウイルス血症、丹毒、大腸菌性尿路感染、硬膜外膿瘍、顔面浮腫、胆嚢腺癌、胃癌、胃障害、胃穿孔、胃潰瘍、胃食道逆流性疾患、出血性卒中、B型肝炎DNA増加、眼部ヘルペス、播種性帯状疱疹、しゃっくり、肺門リンパ節腫脹、股関節部骨折、ヒト絨毛性ゴナドトロピン異常、ヒトのエールリッヒア症、高コレステロール血症、異常高熱、多毛症、感染性胸水、乳管内増殖性病変、虚血性脳卒中、関節腫脹、リパーゼ増加、下気道感染、肺の悪性新生物、リンパ節炎、原発不明癌、医療機器部位関節感染、肝転移、片頭痛、口腔内潰瘍形成、非小細胞肺癌、非アルコール性脂肪性肝疾患、閉塞性気道障害、食道カンジダ症、転移性食道扁平上皮癌、眼帯状疱疹、顎骨壊死、膵癌、脊髄傍膿瘍、細菌性咽頭炎、胸膜痛、誤嚥性肺炎、ウイルス性肺炎、ヘルペス後神経痛、発熱、斑状丘疹状皮疹、腎不全、腎機能障害、脊椎不安定症、扁平上皮癌、ブドウ球菌性膿瘍、ブドウ球菌性敗血症、ストレス心筋症、失神、表在性血栓性静脈炎、耳鳴、振戦、尿細管間質性腎炎、回転性めまい、視力障害各1例)
  • ジセレカ100mg群:93例(結核菌群検査陽性8例、潜伏結核6例、肺炎、B型肝炎DNA測定陽性各5例、RA 3例、リンパ球減少症、帯状疱疹、γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加、急性心筋梗塞、蜂巣炎、骨髄炎、好中球減少症各2例、ALT増加、貧血、評価不能の臨床検査値、AST増加、肺塞栓症、細菌性関節炎、皮膚潰瘍、感染性関節炎、B型肝炎、前立腺癌、四肢膿瘍、関節痛、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、肺腫瘤、急性腎盂腎炎、敗血症性ショック、うつ病、汎血球減少症、腹痛、虫垂腺癌、血管浮腫、不安、腹水、背部痛、C-反応性蛋白増加、カルチノイド腫瘍、中枢神経系リンパ腫、虚血性脳小血管疾患、子宮頚部癌第3期、認知症、呼吸困難、子宮内膜癌、サルモネラ菌性胃腸炎、喀血、頭痛、片麻痺、肝炎、ほてり、過敏症、間質性肺疾患、白血球減少症、肺新生物、リンパ節結核、リンパ節症、悪性腹膜新生物、精神的機能障害、心筋虚血、食道癌、骨炎、卵巣癌、急性膵炎、慢性膵炎、対麻痺、原発性アミロイドーシス、腎盂腎炎、根管感染、皮膚壊死、変形性脊椎症、くも膜下出血、硬膜下血腫、上室性頻脈、T細胞性リンパ腫、結核、ウイルス性尿路感染症、尿路性敗血症、子宮癌、腟出血、水痘、心室性期外収縮、椎骨動脈瘤各1例)
  • アダリムマブ群:18例(肺炎、RA、ALT増加、AST増加各2例、B型肝炎DNA測定陽性、感染性関節炎、リンパ球数減少、乳癌、インフルエンザ様疾患、敗血症、洞性頻脈、結晶性関節障害、ウイルス性肝炎、感染性腱鞘炎、注射部位過敏反応、ニューモシスチス・イロベチイ肺炎、細菌性肺炎、膿疱性乾癬各1例)
  • 他の試験治療群:47例(RA 6例、リンパ球数減少3例、肺炎、悪心、心房細動、皮膚感染各2例、ALT増加、AST増加、乳癌、帯状疱疹、貧血、肺塞栓症、B型肝炎、前立腺癌、うつ病、汎血球減少症、高血圧、急性腎障害、気管支炎、血小板減少症、慢性腎臓病、脱水、胃腸炎、低マグネシウム血症、低ナトリウム血症、インフルエンザ、クリプトコッカス性肺炎、肺炎球菌性肺炎、感情不安定、虫垂炎、血中クレアチニン異常、乳癌第1期、便秘、疾患進行、浮動性めまい、消化不良、肺気腫、転倒、高カリウム血症、高トランスアミナーゼ血症、低アルブミン血症、低リン酸血症、炎症、不眠症、悪性神経膠腫、栄養障害、筋攣縮、器質化肺炎、腎腫瘤、皮膚障害、小細胞肺癌、尿管結石症各1例)

死亡

全投与期間の併合解析において、死亡に至った有害事象は、ジセレカ200mg群で0.8%(19/2,267例)、ジセレカ100mg群で0.4%(6/1,647例)、アダリムマブ群で0.1%(1/325例)、他の試験治療群で0.2%(2/1,197例)に認められました。死亡に至った有害事象は以下のとおりでした。
*他の試験治療群:プラセボ±MTX又はcsDMARD群、及びMTX単独群

  • ジセレカ200mg群:19例(非ホジキンリンパ腫2例、多区域性肺炎に続発する敗血症性ショック、難治性敗血症性ショック、敗血症性ショック、ブドウ球菌性敗血症、肺炎、非定型間質性肺炎、急性深部静脈血栓症、虚血性脳卒中、脳卒中、下大静脈と左腕頭静脈の血栓症を伴う滲出性心膜炎、心不全、急性心筋梗塞、肺腺癌、胞隔炎、食道扁平上皮癌、ループス心筋炎、不明各1例)
  • ジセレカ100mg群:6例(水痘、腹膜の悪性新生物および卵巣癌による急性左心室不全、心停止、心肺不全、心筋梗塞、左中大脳動脈のくも膜下出血各1例)
  • アダリムマブ群:1例(敗血症)
  • 他の試験治療群:1例(抗生物質配合剤に対するアレルギー反応1例)、試験治療下外1例(敗血症性ショック)

日本人集団(サブグループ解析)

海外第Ⅱ相/国際共同第Ⅲ相7試験併合集団のうち、日本人集団における安全性の概要は以下のとおりでした。

■ 安全性の概要(日本人集団)

臨床検査値異常

■臨床検査値異常の発現(日本人集団)

<日本人集団における投与12週時までの安全性概要詳述(サブグループ解析)>

有害事象

日本人集団の投与12週時までの併合解析において、有害事象はジセレカ200mg群で65.5%(57/87例)、ジセレカ100mg群で58.2%(39/67例)、アダリムマブ群で57.1%(16/28例)、他の試験治療群で64.5%(49/76例)に認められました。主な有害事象(全体集団のいずれかの群で2%以上)は以下のとおりでした。
*他の試験治療群:プラセボ±MTX又はcsDMARD群、及びMTX単独群

  • ジセレカ200mg群:上咽頭炎11例(12.6%)、悪心5例(5.7%)、頭痛3例(3.4%)、上気道感染3例(3.4%)、下痢1例(1.1%)
  • ジセレカ100mg群:上咽頭炎4例(6.0%)、悪心3例(4.5%)、RA 3例(4.5%)、上気道感染2例(3.0%)、頭痛1例(1.5%)
  • アダリムマブ群:上咽頭炎1例(3.6%)、RA 1例(3.6%)、上気道感染1例(3.6%)
  • 他の試験治療群:上咽頭炎10例(13.2%)、悪心5例(6.6%)、RA 4例(5.3%)、頭痛4例(5.3%)、下痢2例(2.6%)、上気道感染1例(1.3%)、高血圧1例(1.3%)

重篤な有害事象

日本人集団の投与12週時までの併合解析において、重篤な有害事象はジセレカ200mg群で3.4%(3/87例)、ジセレカ100mg群で3.0%(2/67例)、アダリムマブ群で7.1%(2/28例)、他の試験治療群で2.6%(2/76例)に認められました。重篤な有害事象は以下のとおりでした。
*他の試験治療群:プラセボ±MTX又はcsDMARD群、及びMTX単独群

  • ジセレカ200mg群:3例(肺炎、胃腸炎、骨髄機能不全各1例)
  • ジセレカ100mg群:2例(腎結石症、腎細胞異形成各1例)
  • アダリムマブ群:2例(肺炎、蜂巣炎各1例)
  • 他の試験治療群:2例(肺炎、器質化肺炎各1例)

投与中止に至った有害事象

日本人集団の投与12週時までの併合解析において、投与中止に至った有害事象はジセレカ200mg群で4.6%(4/87例)、アダリムマブ群で7.1%(2/28例)、他の試験治療群で5.3%(4/76例)に認められました。投与中止に至った有害事象は以下のとおりでした。
*他の試験治療群:プラセボ±MTX又はcsDMARD群、及びMTX単独群

  • ジセレカ200mg群:4例(肺炎、骨髄機能不全、慢性胃炎、肝機能検査異常各1例)
  • アダリムマブ群:2例(肺炎、ニューモシスチス・イロベチイ肺炎各1例)
  • 他の試験治療群:4例(肺炎、悪心、疾患進行、器質化肺炎各1例)

<日本人集団における全投与期間の安全性概要詳述(サブグループ解析)>

有害事象

日本人集団の併合解析において、有害事象はジセレカ200mg群で94.4%(117/124例)、ジセレカ100mg群で83.2%(89/107例)、アダリムマブ群で92.9%(26/28例)、他の試験治療群で76.3%(58/76例)に認められました。主な有害事象(全体集団のいずれかの群で2%以上)は以下のとおりでした。
*他の試験治療群:プラセボ±MTX又はcsDMARD群、及びMTX単独群

  • ジセレカ200mg群:上咽頭炎46例(37.1%)、悪心14例(11.3%)、インフルエンザ14例(11.3%)、RA 11例(8.9%)、頭痛10例(8.1%)、背部痛8例(6.5%)、咽頭炎8例(6.5%)、上気道感染7例(5.6%)、気管支炎7例(5.6%)、下痢7例(5.6%)、浮動性めまい7例(5.6%)、嘔吐6例(4.8%)、上腹部痛6例(4.8%)、咳嗽5例(4.0%)、帯状疱疹5例(4.0%)、白血球減少症5例(4.0%)、脂質異常症5例(4.0%)、腹痛5例(4.0%)、肺炎5例(4.0%)、関節痛4例(3.2%)、高血圧3例(2.4%)、胃腸炎3例(2.4%)、消化不良3例(2.4%)、便秘3例(2.4%)、貧血2例(1.6%)、副鼻腔炎2例(1.6%)、高コレステロール血症1例(0.8%)、リンパ球減少症1例(0.8%)、脱毛症1例(0.8%)
  • ジセレカ100mg群:上咽頭炎25例(23.4%)、RA 15例(14.0%)、悪心11例(10.3%)、上気道感染8例(7.5%)、インフルエンザ7例(6.5%)、ALT増加6例(5.6%)、頭痛5例(4.7%)、背部痛5例(4.7%)、下痢5例(4.7%)、脂質異常症5例(4.7%)、副鼻腔炎5例(4.7%)、気管支炎4例(3.7%)、浮動性めまい4例(3.7%)、AST増加4例(3.7%)、咽頭炎3例(2.8%)、帯状疱疹3例(2.8%)、関節痛3例(2.8%)、消化不良3例(2.8%)、高コレステロール血症3例(2.8%)、嘔吐2例(1.9%)、上腹部痛2例(1.9%)、咳嗽2例(1.9%)、肺炎2例(1.9%)、便秘2例(1.9%)、貧血2例(1.9%)、脱毛症2例(1.9%)、潜伏結核2(1.9%)、腹痛1例(0.9%)、高血圧1例(0.9%)、胃腸炎1例(0.9%)、リンパ球減少症1例(0.9%)、尿路感染1例(0.9%)
  • アダリムマブ群:RA 4例(14.3%)、上咽頭炎3例(10.7%)、インフルエンザ3例(10.7%)、背部痛2例(7.1%)、脂質異常症2例(7.1%)、関節痛2例(7.1%)、高コレステロール血症2例(7.1%)、嘔吐2例(7.1%)、上腹部痛2例(7.1%)、悪心1例(3.6%)、上気道感染1例(3.6%)、頭痛1例(3.6%)、咽頭炎1例(3.6%)、消化不良1例(3.6%)、咳嗽1例(3.6%)、肺炎1例(3.6%)、便秘1例(3.6%)
  • 他の試験治療群:上咽頭炎16例(21.1%)、RA 8例(10.5%)、気管支炎7例(9.2%)、悪心5例(6.6%)、頭痛5例(6.6%)、咽頭炎3例(3.9%)、肺炎3例(3.9%)、白血球減少症3例(3.9%)、背部痛2例(2.6%)、上気道感染2例(2.6%)、便秘2例(2.6%)、下痢2例(2.6%)、高血圧2例(2.6%)、インフルエンザ1例(1.3%)、脂質異常症1例(1.3%)、消化不良1(1.3%)、咳嗽1例(1.3%)、貧血1例(1.3%)、脱毛症1例(1.3%)、胃腸炎1例(1.3%)、尿路感染1例(1.3%)

重篤な有害事象

日本人集団の併合解析において、重篤な有害事象はジセレカ200mg群で13.7%(17/124例)、ジセレカ100mg群で11.2%(12/107例)、アダリムマブ群で10.7%(3/28例)、他の試験治療群で7.9%(6/76例)に認められました。重篤な有害事象は以下のとおりでした。
*他の試験治療群:プラセボ±MTX又はcsDMARD群、及びMTX単独群

  • ジセレカ200mg群:17例(肺炎2例、白内障、帯状疱疹、急性胆嚢炎、胃腸炎、憩室炎、病的骨折、骨髄機能不全、大脳動脈閉塞、冠動脈再狭窄、穿孔性十二指腸潰瘍、胃癌、播種性帯状疱疹、黄斑線維症、扁桃炎、頭位性回転性めまい、硝子体混濁各1例)
  • ジセレカ100mg群:12例(肺炎、変形性関節症、腎結石症、自然流産、腎盂腎炎、腰部脊柱管狭窄症、細菌性肺炎、虫垂粘液嚢胞、腱鞘の巨細胞腫瘍、食道癌、腎細胞異形成、網膜剥離各1例)
  • アダリムマブ群:3例(肺炎、蜂巣炎、ニューモシスチス・イロベチイ肺炎各1例)
  • 他の試験治療群:6例(肺炎、肺塞栓症、肺炎球菌性肺炎、ニューモシスチス・イロベチイ肺炎、器質化肺炎、小細胞肺癌各1例)

投与中止に至った有害事象

日本人集団の併合解析において、投与中止に至った有害事象はジセレカ200mg群で10.5%(13/124例)、ジセレカ100mg群で4.7%(5/107例)、アダリムマブ群で10.7%(3/28例)、他の試験治療群で9.2%(7/76例)に認められました。投与中止に至った有害事象は以下のとおりでした。
*他の試験治療群:プラセボ±MTX又はcsDMARD群、及びMTX単独群

  • ジセレカ200mg群:13例(肺炎3例、肝機能検査異常、胆管癌、骨髄機能不全、大脳動脈閉塞、急性胆嚢炎、慢性胃炎、穿孔性十二指腸潰瘍、胃癌、播種性帯状疱疹、食道カンジダ症各1例)
  • ジセレカ100mg群:5例(肺腫瘤、食道癌、慢性膵炎、腎盂腎炎、心室性期外収縮各1例)
  • アダリムマブ群:3例(肺炎、RA、ニューモシスチス・イロベチイ肺炎各1例)
  • 他の試験治療群:7例(肺炎、悪心、肺塞栓症、肺炎球菌性肺炎、疾患進行、器質化肺炎、小細胞肺癌各1例)

6. 用法及び用量(抜粋)

<関節リウマチ>

通常、成人にはフィルゴチニブとして200mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態に応じて100mgを1日1回投与できる。