「膠原病に伴う間質性肺疾患 診断・治療指針2020」について
第2回 関節リウマチに伴う間質性肺疾患(各論)
2020年4月に発行された、「膠原病に伴う間質性肺疾患 診断・治療指針2020年版」について、日本医科大学付属病院リウマチ・膠原病内科 教授 桑名正隆先生に2回にわたりご解説いただきます。本診断・治療指針は、膠原病に伴う間質性肺疾患に対する世界初の診断・治療指針です。今回は、 関節リウマチに伴う間質性肺疾患(RA-ILD)の疫学、臨床特徴、治療、急性増悪を中心にお話しいただきます。
- 演者
- 桑名 正隆 先生
日本医科大学付属病院 リウマチ・膠原病内科 教授
目次
- 第2回 関節リウマチに伴う間質性肺疾患(各論)【0:00】
- RA-ILDの概要【0:43】
- RA-ILDの画像パターン【2:31】
- RA-ILDの臨床特徴と治療【3:41】
- RA-ILDの急性増悪【6:06】
RA患者の死因における肺病変の重要性
RA-ILDで急速進行性や慢性など、多彩な経過をたどります。またILDをはじめとする肺病変は、RAの主な死因であることが国内外の調査で示されており、その診断と治療は非常に重要です。
RA-ILDの画像パターン
RA-ILDは、RA-UIP(通常型間質性肺炎)、RA-NSIP(線維性非特異性間質性肺炎)、RA-OP(器質化肺炎)、急性増悪時とそれぞれ異なる画像パターンを示します。