関節リウマチとJAK-STAT経路について、海外の第一線で活躍されている専門医に解説いただくシリーズです。JAK-STAT経路を介する50種類以上のサイトカイン・シグナル伝達には、固有のJAKのペアが必要であり、これらのJAKのペアは特定のサイトカイン・シグナル伝達を仲介します。重要なポイントとして、活性化されるJAKのペアが異なると、その下流で発現する効果も変わる可能性があります。今回は、各JAKのサイトカイン・プロファイルについてPeter Taylor先生(University of Oxford)にご解説いただきます。
ondemand_video動画[3分38秒]
演者
University of Oxford
Dr. Peter Taylor

目次

  • JAKのサイトカイン・プロファイル【0:00】
  • I型・II型サイトカイン【0:29】
  • 特定のJAKのペアを介したシグナル伝達【1:13】
  • サイトカイン・プロファイル【1:32】
I型・II型サイトカイン

JAK-STAT経路を介してシグナルを伝達するサイトカインは50種類以上あります。これらはI型・II型サイトカインとして知られるスーパーファミリーに分類され、さらに細かなファミリーに分類されます。

I型・II型サイトカイン
JAK1のサイトカイン・プロファイル

JAK1は、他のすべてのJAKとペアになることができるため、幅広いサイトカイン・プロファイルを有しています。