「リウマチ性疾患におけるCOVID-19の現状とリスク因子」について
COVID-19感染拡大を踏まえ、リウマチ性疾患におけるCOVID-19との鑑別診断、リウマチ性疾患患者の有病率、入院リスク、およびリウマチ性疾患患者のCOVID-19重症化リスク因子について、海外データをもとに九州大学病院別府病院病院長 堀内孝彦先生にご解説いただきます。
- 演者
- 堀内 孝彦先生
九州大学病院別府病院 病院長
目次
- 「リウマチ性疾患におけるCOVID-19の現状とリスク因子」について【0:00】
- リウマチ性疾患におけるCOVID-19の現状【1:13】
- リウマチ性疾患におけるCOVID-19重症化のリスク因子 【2:43】
リウマチ性疾患と類似するCOVID-19の症状および検査異常
COVID-19で示される症状や検査異常には、リウマチ性疾患と類似するものがあります。リウマチ性疾患の診断時や経過中にこのような症状を認めた場合は問診や病原体の検索などの鑑別診断が重要です。
COVID-19重症化のリスク因子
スペインで実施されたコホート研究によると、リウマチ性コホートでは年齢60歳以上、男性、肥満、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肺疾患において、COVID-19重症化リスクとの関連が示されました。