1.ジセレカは、JAKの選択的な阻害を介して、細胞内シグナル伝達経路を調節します。

  • サイトカイン及び成長因子刺激全血アッセイにおいて、JAK1に対してJAK2の14.1倍の阻害活性を示しました。(in vitro
  • 細胞アッセイでは、JAK1を介したSTATのリン酸化を抑制しました。(in vitro

2. MTXで効果不十分、bDMARDで効果不十分又は不耐容及びMTXで未治療な中等度から重度の活動性関節リウマチ患者における臨床症状を改善しました。(臨床的寛解)

  • MTXで効果不十分な中等度から重度の活動性関節リウマチ患者において、主要評価項目(検証的評価項目)である投与12週時のACR20改善率は、ジセレカ200mg、100mg群でプラセボ群より有意に高いことが検証されました(いずれもp<0.001、ロジスティック回帰分析*1)
    〔MTXで効果不十分な関節リウマチ患者における国際共同第III相試験(FINCH1試験)〕
  • bDMARDで効果不十分又は不耐容な中等度から重度の活動性関節リウマチ患者において、主要評価項目(検証的評価項目)である投与12週時のACR20改善率は、ジセレカ200mg、100mg群でプラセボ群より有意に高いことが検証されました(いずれもp<0.001、ロジスティック回帰分析*2)
    〔bDMARDで効果不十分又は不耐容な関節リウマチ患者における国際共同第III相試験(FINCH2試験)〕
  • MTXで未治療な中等度から重度の活動性関節リウマチ患者において、主要評価項目(検証的評価項目)である投与24週時のACR20改善率は、ジセレカ200mg、100mgとMTXの併用群でMTX単独群より有意に高いことが検証されました
    (ジセレカ200mg+MTX群:p<0.001、ジセレカ100mg+MTX群:p=0.017、ロジスティック回帰分析*3)
    〔MTXで未治療な関節リウマチ患者における国際共同第III相試験(FINCH3試験)〕
  • MTXで効果不十分な中等度から重度の活動性関節リウマチ患者において、副次評価項目である投与24週時のDAS28(CRP)<2.6達成率は、ジセレカ200mg、100mg群でプラセボ群より有意に高いことが示されました(いずれもp<0.001、ロジスティック回帰分析*1)
    〔MTXで効果不十分な関節リウマチ患者における国際共同第III相試験(FINCH1試験)〕
※一部承認外の成績が含まれますが、承認時評価資料のためご紹介します。

3. MTXで効果不十分な中等度から重度の活動性関節リウマチ患者における関節破壊の進行
(mTSSの変化量による評価)を抑制しました。(構造的寛解)

  • MTXで効果不十分な中等度から重度の活動性関節リウマチ患者において、主要評価項目(検証的評価項目)である投与24週時のmTSSのベースラインからの変化量は、ジセレカ200mg、100mg群でプラセボ群より有意に小さいことが検証されました(ジセレカ200mg群:p<0.001、ジセレカ100mg群:p=0.001、MMRM*4)
    〔MTXで効果不十分な関節リウマチ患者における国際共同第III相試験(FINCH1試験)〕

4. MTXで効果不十分、bDMARDで効果不十分又は不耐容な中等度から重度の活動性関節リウマチ患者における身体機能(HAQ-DIスコア)を改善しました。(機能的寛解)

  • MTXで効果不十分な中等度から重度の活動性関節リウマチ患者において、副次評価項目である投与12週時のHAQ-DIスコアのベースラインからの変化量は、ジセレカ200mg、100mg群でプラセボ群より有意に大きいことが示されました(いずれもp<0.001、MMRM*4)
    〔MTXで効果不十分な関節リウマチ患者における国際共同第III相試験(FINCH1試験)〕
  • bDMARDで効果不十分又は不耐容な中等度から重度の活動性関節リウマチ患者において、副次評価項目である投与12週時のHAQ-DIスコアのベースラインからの変化量は、ジセレカ200mg、100mg群でプラセボ群より有意に大きいことが示されました(いずれもp<0.001、MMRM*5)
    〔bDMARDで効果不十分又は不耐容な関節リウマチ患者における国際共同第III相試験(FINCH2試験)〕

5.通常、成人にはフィルゴチニブとして200mgを1日1回経口投与します。
なお、患者の状態に応じて100mgを1日1回投与できます。

6. 重大な副作用として、帯状疱疹(0.2%)、肺炎(0.3%)等の感染症(日和見感染症を含む)、
消化管穿孔(頻度不明)、好中球減少(0.1%)、リンパ球減少(0.1%未満)、ヘモグロビン減少(頻度不明)、ALT上昇(0.8%)、AST上昇(0.7%)等の肝機能障害、間質性肺炎(頻度不明)、静脈血栓塞栓症(頻度不明) が報告されています。
主な副作用(1%以上、10%未満)は、尿路感染、上気道感染、浮動性めまい、悪心です。
添付文書の副作用及び臨床成績の安全性の結果をご参照ください。

*1 投与群及び層別因子(地域、bDMARDによる治療歴、スクリーニング時のRF及び抗CCP抗体検出の有無)をモデルに含めたロジスティック回帰分析
*2 投与群及び層別因子[地域、前治療のbDMARDの数(3剤未満、3剤以上)、スクリーニング時のRF及び抗CCP抗体検出の有無]をモデルに含めたロジスティック回帰分析
*3 投与群及び層別因子(地域、スクリーニング時のRF及び抗CCP抗体検出の有無)をモデルに含めたロジスティック回帰分析
*4 ベースライン値、層別因子(地域、bDMARDによる治療歴、スクリーニング時のRF及び抗CCP抗体検出の有無)、投与群、来院及び投与群と来院の交互作用を固定効果、患者をランダム効果とするMMRM
*5 ベースライン値、層別因子[地域、前治療のbDMARDの数(3剤未満、3剤以上)、スクリーニング時のRF及び抗CCP抗体の検出の有無]、投与群、来院及び投与群と来院の交互作用を固定効果、患者をランダム効果とするMMRM

4.効能又は効果

既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)

5.効能又は効果に関連する注意

5.1 過去の治療において、メトトレキサートをはじめとする少なくとも1剤の抗リウマチ薬等による適切な治療を行っても、疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること。