関節破壊抑制のためには、疾患活動性の評価とそれに基づく治療の適正化によるTreat to Target(T2T)治療戦略がきわめて重要です。
本動画では、関節リウマチ発症早期の治療介入によるT2Tの実現について、埼玉医科大学 学長/慶應義塾大学 名誉教授竹内 勤 先生にご解説いただいております。

竹内先生
会員限定コンテンツ※再生するにはログインが必要です

ジセレカDI情報はこちら

T2Tとは目標達成に向けた治療であり、関節リウマチにおいては、最適なアウトカム達成を目標として、T2T Steering Committeeが組織され、2010年にリコメンデーションを発表し、2014年に改訂されました1,2)
4項目の基本的考え方と10項目のリコメンデーションが採択され、総合的疾患活動性指標を用いて適切な間隔で治療法を見直し、早期に寛解あるいは低疾患活動性を達成することが推奨されています。

1)Smolen JS, et al. Ann Rheum Dis. 75(1): 3‒15, 2016 (Table 1)を基に作成
2)亀田秀人 臨床リウマチ32(1): 57-60, 2020(表2)(一部改変)

ondemand_video動画[15分26秒]
演者
埼玉医科大学 学長/慶應義塾大学 名誉教授
竹内 勤 先生

目次

  • T2Tリコメンデーション(2014年改訂)【00:00】
  • リウマチ医による確定診断遅延後のRAの転帰(海外データ) 【01:39】
  • DMARD治療開始時期による疾患活動性スコアの比較(海外データ)【02:23】
  • FINCH1試験:試験概要【04:10】
  • FINCH1試験:患者背景【05:48】
  • FINCH1試験:投与12週時のACR20改善率(主要評価項目〔検証的評価項目〕)【05:59】
  • FINCH1試験:ACR20/50/70改善率の推移(副次評価項目)【07:05】
  • FINCH1試験:投与24週時のmTSSのベースラインからの変化量(主要評価項目〔検証的評価項目〕)【07:28】
  • FINCH1試験:投与52週時のmTSSのベースラインからの変化量(副次評価項目)【08:20】
  • FINCH1試験:投与12週時、投与24週時の各指標の臨床的寛解達成率(副次評価項目、追加された評価項目)【08:52】
  • FINCH1試験:全体集団における投与52週時までの安全性【10:31】