D2T-RAの危険因子と時間的猶予を見極めたRA治療戦略/RA診療における患者報告アウトカムの重要性とJAK阻害薬フィルゴチニブに期待される役割
live_tvライブ配信
- 日時
- 2025年10月31日(金)19:00~20:00
- 座長
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慶應義塾大学医学部 リウマチ・膠原病内科 教授
金子 祐子 先生 - 座長
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愛知医科大学医学部 整形外科学講座 教授
高橋 伸典 先生 - 演者
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愛知医科大学医学部 整形外科学講座 教授
高橋 伸典 先生 - 演者
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慶應義塾大学医学部 リウマチ・膠原病内科 教授
金子 祐子 先生 - 講演内容
- 【講演1】
関節リウマチ(RA)は発症2年以内の早期に急速な関節破壊の進行が見られることから、早期からの治療介入が極めて重要となる。現在の標準治療では、RA診断後速やかにメトトレキサート(MTX)を中心とした従来型合成抗リウマチ薬(csDMARD)による治療を開始し、治療目標を達成できない場合には生物学的製剤(bDMARD)または分子標的型合成抗リウマチ薬(tsDMARD)を考慮することが推奨されている。現在のRA診療において標準治療が無効なD2T-RAの存在が課題となっている。本講演では、D2T-RAにならないための治療戦略に焦点を当て、QOL最大化を目指したRA患者のトータルマネジメントについて考察する。さらに、現在のRA治療においてフィルゴチニブに期待する役割について解説する。
【講演2】
現在の関節リウマチ(RA)診療では、治療薬の進歩やTreat to Target(T2T)戦略の確立により、寛解もしくは低疾患活動性(LDA)の達成が標準的な治療目標となっている。寛解やLDAの判定にはDAS28やSDAI、CDAI、Boolean基準などの複合的疾患活動性指標が用いられるが、これらの全ての指標には患者報告アウトカム(PRO)の1つである患者による全般評価(PGA)が含まれている。本講演では、患者と医師による Visual Analogue Scale(VAS)評価をめぐる知見に焦点を当て、RA診療におけるPROの重要性について考察する。また、RA治療におけるフィルゴチニブのPROへの影響ならびにMTX効果不十分例における有効性と安全性情報をもとに期待される役割について検討したい。
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