※先生のご所属は動画作成当時のご所属にて掲載しております。

ondemand_video動画[21:03]

T2T実践の重要性は以前から言われており、RA治療において 将来の関節破壊を防止するために不可欠な戦略です。この動画では、「関節リウマチの治療ゴール達成に向けたより良い治療を目指して」というテーマのもと、国内外の治療推奨や臨床データなどを交え、T2T(Treat to Target)実践による治療強化の重要性について、埼玉医科大学 学長/慶應義塾大学 名誉教授 竹内 勤先生にご解説いただいております。

日本リウマチ学会 関節リウマチ診療ガイドライン2024改訂 薬物治療アルゴリズムです。 
このアルゴリズムには治療目標の設定と定期的な疾患評価、段階的な治療強化が組み込まれています。 

日本リウマチ学会関節リウマチ診療ガイドライン2024改訂薬物治療アルゴリズム

各評価項目を達成した患者さんの割合から、臨床的寛解(DAS28<2.6)に加えてMMP-3の正常化を目指す治療では、臨床的寛解、構造的寛解、機能的寛解のすべての寛解を達成した割合が高かったことが示されました1)

臨床的寛解に加えてMMP-3正常化を目指した治療の重要性

1)Y Urata, et al. Ann Rheum Dis. 71(4):534-540, 2012

演者
埼玉医科大学 学長/慶應義塾大学 名誉教授
竹内 勤 先生

目次

  • 国内外の治療推奨とT2Tリコメンデーション【00:31】
  • 日本リウマチ学会 関節リウマチ診療ガイドライン2024改訂 薬物治療アルゴリズム【00:36】
  • T2Tリコメンデーション(2014年改訂)※の概念【01:54】      ※国内のガイドラインではT2Tの基準については記載されていない
  • T2T実践の重要性【02:18】
  • RA治療ゴール達成に向けた臨床試験およびリアルワールドデータに基づくエビデンス【03:02】
  • csDMARDs治療を受けたRA患者における新規の骨びらんと軟骨破壊の評価による関節破壊の予測因子-1【03:05】
  • csDMARDs治療を受けたRA患者における新規の骨びらんと軟骨破壊の評価による関節破壊の予測因子-2【03:40】
  • 臨床的寛解に加えてMMP-3正常化を目指した治療の重要性【04:22】
  • レセプトデータを用いた生物学的製剤およびJAK阻害薬の治療継続率に関する後ろ向きコホート研究概要【05:17】
  • RA患者さんにおけるジセレカの治療継続率【05:42】
  • RA患者さんにおけるジセレカの治療継続に関連する臨床的特徴【06:04】
  • MTXで効果不十分な関節リウマチ患者における国際共同第Ⅲ相試験(FINCH1試験)【06:54】