予後不良因子を有する関節リウマチ患者、特にMTXなどの標準的な治療に反応しない患者には、早期に炎症を抑え、疾患活動性を低下させるような適切な治療選択が望まれます。
本動画では、予後不良因子を有する関節リウマチ患者における治療アルゴリズムや、関節破壊進行のリスクについて、北海道大学大学院医学研究院 免疫・代謝内科学教室 教授 渥美 達也 先生にご解説いただいております。

予後不良因子を有する関節リウマチ患者における関節破壊進行の抑制の検討
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関節リウマチ診療ガイドライン2020の薬物治療アルゴリズムでは、治療開始後3ヵ月で改善がみられなければ治療を見直すこととされています。とくにRF(リウマトイド因子)/ACPA(抗CCP抗体)陽性(特に高力価陽性)や早期からの骨びらんを有する症例は、関節破壊が進みやすいため、より積極的な治療を考慮する必要があります。

予後不良因子を有する関節リウマチ患者における関節破壊進行の抑制の検討
ondemand_video動画[22分20秒]
演者
北海道大学大学院医学研究院 免疫・代謝内科学教室 教授
渥美 達也 先生

目次

  • 関節リウマチ診療ガイドライン2020薬物治療アルゴリズム【00:00】
  • 予後不良因子と関節破壊進行のリスク【00:58】
  • FINCH1試験:試験概要【02:55】
  • FINCH1試験:患者背景【04:34】
  • FINCH1試験:投与24週時のmTSSのベースラインからの変化量(主要評価項目〔検証的評価項目〕)【04:47】
  • FINCH1試験:投与52週時のmTSSのベースラインからの変化量(副次評価項目)【05:37】
  • FINCH1試験:投与12週時のACR20改善率(主要評価項目〔検証的評価項目〕)【06:13】
  • FINCH1試験:投与24週時のDAS28(CRP)<2.6達成率(副次評価項目)【06:50】
  • FINCH1試験:全体集団における投与52週時までの安全性【07:41】
  • FINCH3試験:試験概要【12:37】
  • FINCH3試験:患者背景【13:58】
  • FINCH3試験:投与24週時のmTSSのベースラインからの変化量(主要評価項目〔検証的評価項目〕)【14:12】
  • FINCH3試験:予後不良因子を有する患者における投与24週時のmTSSのベースラインからの変化量【15:13】
  • FINCH3試験:予後不良因子を有する患者における投与52週時のmTSSのベースラインからの変化量【16:05】
  • FINCH3試験:投与24週時のACR20改善率(主要評価項目〔検証的評価項目〕)【16:49】
  • FINCH3試験:投与52週時までの安全性【17:32】